日記

20170311

東日本大震災から6年が経ちました。
もう6年、まだ6年。
時間の感じ方は人それぞれ違うでしょう。
一定の節目を越えたと言っている人がいますが、
なんの節目なのでしょうか。

ひとりでも多くの方が
少しでも早く平穏に過ごせますように。
心よりそう願っています。

画像のポストカードは
子ども村 東北のために描いたもの。
以下からご購入できます。
子どもの村 東北 ホームページ

 

「弥生 三月 雛の月」

3月10日(金)から4月9日(日)まで
大崎にある光村印刷さんのギャラリー
光村グラフィック・ギャラリー(MGG)にて、
「弥生 三月 雛の月」を開催いたします。
北浦和の会席料理屋「二木屋」のオーナー小林玖仁男さんの蒐集したお雛様の展示に
今年1月に開催した個展「郷玩あれこれ」を加えた合同展示のようなものです。
郷土玩具の起源のひとつでもあるお雛様から
現代の郷土玩具への流れをみることで、
お雛様、郷土玩具の大きな歴史が見えてくるのではと思っています。
現代の豪華なお雛様が誕生したのは江戸末期。
ああいった煌びやかなものになる以前の
御坊人形の立雛などとても貴重なものも展示される予定です。
ぜひご来場ください。

そして4月8日には小学生の子供向けのワークショップを開催いたします。
「おひなさまや、むかしのおもちゃをかいてみよう」。
タイトルそのままで、
展示されているお雛様や郷土玩具を実際に見ながら描いてみようというものです。
きっと無邪気で素敵な絵がたくさん描かれるのだろうなあと
今からとても楽しみです。
小学生のお子さんのいる皆さん、ぜひ参加してみてください。

それとチラシなどには書かれていませんが、
1日のガイドツアーは僕も出演いたします。
二木屋の山口さんがお雛様を説明したあと、
僕が郷土玩具の説明などをします。
こちらもご興味のある方はぜひ。

どちらのイベントも参加無料で、当日先着予約申し込み順となってますので、
ご注意くださいませ。

光村グラフィック・ギャラリー
二木屋

 

 

からだ♡あいうえお

大学生の頃、
中川ひろたかさん作、長新太さん絵の「ないた」という絵本を読みました。
日常から戦場までの様々な泣いている場面が中川さんの言葉で語られ、
その言葉を長さんの瑞々しく自由な絵で彩っていく絵本です。
この絵本の最後に出てくる主人公の男の子の問いは、
当時23歳だった自分に強烈に突き刺ささりました。

「ぼくもおとなになったら なかなくなるんだろうか」

深く心に染み込み、読後にもその余韻を残す「ないた」は
自分の中で特別な絵本になり、
いつかこんな仕事ができたらいいなあと思うようになったのでした。

そんな絵本の著者である中川ひろたかさんとの絵本が出ました。
「からだあいうえお」。
小児科医の吉澤穣治先生の原案を中川さんが噛み砕いて言葉にし、
その言葉を僕がさらに噛み砕き、絵にしました。
病気や身体、病院にかかわる50音がテンポ良く展開していきます。
小さな子どもが病院を嫌いにならないように、
必要以上に治療に怯えないようにという願いを込めた絵本です。
自分の親としての気持ちも含まれています。
「ないた」のように感情的な絵本ではないですが、
楽しく暖かいものになりました。
子どもたちの気持ちが少しでも楽になりますように。
ぜひご覧ください。

※小さな子どものいる家では
カバーは剥がして捨ててしまうことが多くもったいないので、
壁に張って使えるように、
カバー裏には「あいうえお表」を刷ってもらいました。
ぜひご活用ください。

「からだ♡あいうえお」

 

 

第3回「日本の郷土玩具」終了しました。

オーパ・ショップでの第3回「日本の郷土玩具」無事、終了しました。
こけしを中心とした郷土玩具ブームと言われる現象も
少し落ち着いてきた中開催した第3回でしたが、
蓋を開けてみれば例年にない速さで玩具が売れ、
初日から品数が少なくなってしまうというまさかの状況でした。
こんなに売れるのなら廃絶なんてしないはずなんだけどなあ
なんてことも思いましたが、
年に1回の企画だからそうなったのでしょう。
とはいえ、とてもすごいことです、ほぼ完売ですから。
作り手の皆さんも喜んでくださるでしょう。
それがとても嬉しいです。
ご来場いただきありがとうございました。

そして玩具の制作にご協力いただいた
鳴子の高橋正吾さん
土湯の太田孝淳さん
倉吉のはこた人形工房さん
長門の田中勉さんの
北九州のカイトハウスまごじさん
筑後の野口紘一さん
鹿児島の工房みやじさん
ほんとうにありがとうございました。

いつも言っていますが、
形が残ればなんでもいいということではありません。
真摯な姿勢で制作に励む作り手の方々はどんな思いか、
買い手も売り手も考えていかなければいけません。
僕には後継者を作り出すことはできないけれど、
魅力的な郷土玩具が
今も作り繋がれているということを
みなさんに知っていただけるように、
またいろいろとお伝えできたらと思っています。

来年もお楽しみに。
さあ、どうしましょう。

「郷玩あれこれ原画展」にご来場いただきありがとうございました。

オーパ・ギャラリーでの
「郷玩あれこれ原画展」にご来場いただきありがとうございました。
無事終了いたしました。

ベテランの郷土玩具蒐集家から好きになったばかりの方、
ちょっと気になっている方、玩具に興味のない方、
イラストレーター、デザイナー、ライター、編集者、
お昼休みで立ち寄ってくださった方、
赤ちゃんを抱っこしたお母さん、お父さん、
通りすがりの方、ギャラリー巡りが趣味の方。
ほんとうにたくさんの方がきてくださいました。
土湯系の太田孝淳工人も。
しっかりと文章を読んでくださり、
感想を聞かせていただける方が多く、
とても嬉しく、ありがたかったです。
普段は僕にしか見られることのない玩具たちも、
たくさんの方々にみてもらえて、
なんだかとても嬉しそうでした。

もともと「郷玩あれこれ」は
今現在も作られている郷土玩具の魅力と現状を
紹介していく目的で描かせていただいた
全12回の連載でした。
郷土玩具の代表的な素材である、木、紙、土、そして都道府県の配分を考えて、
12の産地を取り上げましたので、
掲載された12の産地が必ずしも代表的というわけではありません。
他にも魅力的な玩具はまだまだたくさんあります。
故郷で、旅行先で、ふとした時に、
郷土玩具のことを気にかけていただけたら幸いです。
あ!こんなところにもあったの!!というものがあるかもしれません。
そしていつになるかはわかりませんが、
第二弾の連載もお楽しみに。

郷土玩具は後継者や材料の不足などで次々と廃絶していっているのが現状で、
その知らせが入るたび、なんとも寂しく、悲しい気持ちになります。
とはいえ、なんでもかんでもどんな形でも残ればいいのかというと、
それは違う気がしています。
形だけが残っても、それは残ったことにはならないのではないかとも思うのです。
個人個人それぞれ違う考えがあって当然ですが、
真摯な姿勢で制作に励む郷土玩具の作り手たちに会うたび、
その気持ちは強くなるのです。
張子の中は空洞ですが、
そこには様々な歴史や想いが詰まっているよう思えてならないのです。
どうか良い形で残っていきますように。

そしてオーパ・ショップでの「日本の郷土玩具」は
25日までやっております。
だいぶ玩具の数は少なくなってしまいましたが、
中古の玩具も含めてまだ良いものがあります。
お時間ございましたら是非お立ち寄りくださいませ。
僕の小さな玩具絵も展示販売しています。
ぜひ。
オーパ・ショップ