長谷川健三、優志親子訪問

長谷川健三、優志親子訪問

今晃さん訪問の興奮覚めやらぬ中、
津軽ねぷた藩に工房をかまえる
大鰐系の長谷川健三、優志親子に会いにいきました。

ねぷた藩入口で名前を告げると、
健三さんが出迎えにきてくれました。
工房には注文していたこけしがずらりと並んでいます。
すごい迫力です。
長谷川親子には健三さんの父辰雄さんの型と、
島津彦三郎型をお願いしていたのですが、
健三さん優志さんで全然仕上がりが違います。
健三さんはジャズ好きの健三さんらしく自由で力強く、
優志さんは若い優志さんらしく瑞々しく気持ちが良い。
同じものを作っていただいたつもりが、
ここまで違いが出るものかと驚き、
思わず笑みがこぼれました。
楽しんで制作しているのが伝わってきます。

今晃さんにしてもそうなのですが、
津軽の大鰐系工人のこけしには、
それぞれの中にそれぞれの自由な解釈があるような気がしています。
「伝統こけし」という括りがある中でのこの解釈の違いは、
興味深いものだと改めて感じました。
そこには津軽の土着性のようなものが関係しているのかもしれません。
中でもこの長谷川親子のこけしには津軽の空気がそのまま表れてるように感じ、
眺めているとねぷたや津軽三味線のあの音が聞こえてくるようです。

写真は今回作っていただいたこけし。
左から長谷川健三 彦三郎型、長谷川辰雄型 、長谷川優志 彦三郎型、長谷川辰雄型。