アレコ

アレコ

東北こけし旅行最終日は、
こけしとは関係なく、青森県立美術館に行きました。
この美術館のVIは、
僕のホームページのデザインをして下さった菊地敦己さんがしているのですが、
美術館内で使われている文字は
ほとんど菊地さんオリジナルのちょっとヘンテコな文字が使われていて、
白い壁面に気持ちよく配置されています。

ここにきた目的は
マルク・シャガールがバレエ「アレコ」の背景画として描いた
縦約9メートル、横約15メートルの巨大な作品を見るためです。
アレコホールという「アレコ」を展示する為に作られた大きな空間に
この作品はあるのですが、
入った瞬間、全身に鳥肌が立ちました。
あまりにも大きすぎて、絵画を見るというよりは、
現実に存在する風景を見ているような感覚。
でももちろん現実に存在するものではないし、
どう見てもそれは絵なのです。
その風景のような絵の中に
自分が吸い込まれていくような不思議な感覚に身を委ねながら、
シャガールがこの巨大な背景画を制作している姿を想像しました。

仮にシャガールがこの3点の背景画だけしか描いていなかったとしても、
シャガールはシャガールなんだろうなと思い、
なんだかジーンとした気持ちになりました。