東京こけし友の会 10月例会

東京こけし友の会 10月例会

10月23日日曜日に、東京こけし友の会の例会に参加してきました。
写真は今回入手したこけしです。
左から木地山系の小椋久太郎、
土湯系の西山敏彦のえじこ、
弥治郎系の佐藤誠孝(精助型)。

なんといっても今回衝撃的だったのは、真ん中の西山敏彦さんのえじこです。
胴にはスパッタリングで色付けしたグラデーションに星やハートが飛び交い、
動物のような謎のシルエットの中にはこけしが描かれています。
スパッタリングで描彩されたえじこなんて今までに見た事がありません。
なんてファンシーな色使いでしょうか。
そのえじこの中には6体の木地達磨が入っていて、
それぞれに「眼」「横」「鼻」「堅」「直」「日々是好日」と描いてあります。
「眼横鼻堅直」とは
自分を飾らず偽らずに、
当たり前のことを当たり前として生きていくこと、
というような意味なのですが、
そこにさらに毎日はよい日という意味の「日々是好日」と描かれています。
敏彦さんのえじこやこけしを見ると本当にいつも楽しい気持ちになります。
自分を飾らず偽らずに、
当たり前のことを当たり前として生きていれば、
毎日はよい日になりますよと、
楽しくヘンテコなこけしやえじこを黙々と作っている敏彦さんらしい、
優しさと、温かさに満ちた言葉です。

以前敏彦さんの工房にお邪魔させていただいた時に、
新作だという木地玩具をたくさん見せていただきました。
そのひとつひとつを箱から取り出し見せてくれる時の敏彦さんは、
拾ってきたどんぐりを見せてくれる子供のように
キラキラした笑顔でこちらを見ていました。

今日も工房で黙々と轆轤を回してるのでしょう。
その姿を想像するとたまらなく土湯温泉に行きたくなります。