山陰、山陽旅行/出雲、玉造温泉

山陰、山陽旅行/出雲、玉造温泉

山陰、山陽旅行から、
もう1ヶ月ほど経ってしまいましたが、
旅の途中でつけていたメモです。

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3月21日
22時発のサンライズ出雲に乗り、出雲へ。
車窓から見える夜空を寝転んで眺める。
星が綺麗に見える。

3月22日
9時58分に出雲市駅に着く。
寒い。

バスに乗り出雲大社へ。
拝殿までの参道の厳かな空気に背筋が伸びる。
本殿は改修中だったが、とても大きく、重厚な作りだった。
広場では遠足できた小学生の子供達が元気に遊んでいた。

昼食は出雲大社前の「田中屋」で出雲そばを食べる。
汁に味付けはなく、自分で甘辛い汁をかけて食べるものだった。
余計な味付けがなくとても美味しい。

高橋祝凧さんにお伺いし、
祝凧とジョーキを購入。
なんともポップな玩具。
こんなものが昔から受け継がれているのかと思うと、
胸が熱くなる。
今祝凧は上げることよりも、
誕生祝いや結婚祝いなどに贈られることが多い。
巨大な赤と黒の凧が青空に上がっていたのを想像し、
その配色にどきどきする。
ジョーキは今でも七夕の頃に子供達が引いて町を歩くらしい。
かわいいだろうなあ。

タクシーで出西窯へ。
整理された空間にたくさんの器が並んでいる。
東京では見たことのない器がたくさん並んでいて、
目移りをしてしまう。
やはり現地は違う。
出西窯の呉須釉は宇宙のようだ。青い宇宙。
併設された喫茶スペースでコーヒをいただいたあと、
工房、登り窯を見学させていただく。
たくさんの陶工が轆轤に向かっていて、
このようにして器が生まれているのだなあと、
じんわりと感慨深い気持ちになる。
登り窯はとても神聖な空気だった。

一畑鉄道で玉造温泉へ。
湯町窯に行く。
整理された空間の出西窯とは違い、
所狭しと器が並んでいる。
ガレナ釉の黄色の洪水。圧倒される。
陶工の福間さんがお茶を入れてくれ、
民藝運動の話をしながら、
バーナードリーチの絵付けしたスリップウェアや
山下清の虫の絵の器などを見せていただく。
素朴で暖かくて優しい。邪心のような物がない。
そんな中イラストレーターだという話をすると、
じゃあ絵を描いてくださいと言われる。
リーチや清の作品を前にして絵を描くなんて想像するだけでもおそろしい。
が、言われるがままカップの絵を描いてしまった。
へろへろなカップになってしまった。
それでも福間さんは喜んでくれた。
湯町窯の暖かさは黄色いからではなく、
福間さんの人柄がにじみ出ているからだと感じた。

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写真は湯町窯で求めたスリップウェアのアップ。
ぼってりとした釉薬の流れが気持ちいいです。