待乳山聖天、今戸焼の二股大根

待乳山聖天、今戸焼の二股大根

年の瀬ということで御目出度いものを。

10月頃のことなのですが、
浅草にある待乳山聖天に行ってきました。
ここの境内には、
いろいろな場所に大根が供えられており、
いたるところに大根と巾着の図が印されています。
それらの図はとてもキッチュで、
思わずクスリと笑ってしまうようなかわいらしさに溢れていて、
心をわしづかみにされてしまいました。
大根は人間の迷いの心、いかりの毒をあらわすといわれていて、
大根を供えることによって、
聖天様が身体の毒を清めてくださるそうです。
巾着は財宝で商売繁盛を表し、
聖天様の信仰のご利益の大きいことを示されたものだそうです。
ちなみに1月7日には毎年大根祭りが開催されています。

この二股大根は今戸焼製のものです。
背面に穴があいていて、貯金箱としても使えます。
ただ、お金が貯まったら、
壊さないと取り出せない仕組みになっています。
それはあまりにもかわいそうなので、
僕は飾って眺めるだけにしています。
それにしてもなんてかわいらしいのでしょうか。
大らかな形、
御目出度い色彩、
ぼってりとした筆運び。
たまらない魅力があります。

待乳山聖天界隈は今戸焼発祥の地でもあり、
近くには今戸焼の工房「今戸焼 白井」さんがあります。
とても小さいのですが、
江戸の風を感じる素敵な場所でした。
この文章を書いていたら、
また行きたくなってしまいました。