深大寺だるま市/根岸さんの張り子

深大寺だるま市/根岸さんの張り子

毎年3月3、4日に開催されている
深大寺だるま市に行ってきました。
川越喜多院のだるま市には毎年行っていたのですが、
深大寺のだるま市は初めてです。
喜多院には高崎のだるま屋さんがたくさんきているのですが、
深大寺には高崎に混ざって、
多摩張り子のお店が3店ほど出店しています。
その中でも写真の
おかめだるま、招き猫を作られている根岸さんのものは、
どこか呪術的で妖艶なものを感じ、
連れて帰らないわけには行きませんでした。
情味たっぷりで、大らかで、いびつで、無垢。
うーん。
唸る程良いのです。

根岸さんと少しお話ししたのですが、
今張り子の世界では、
手張りの張り子が減ってしまい、
効率の良い機械張りのものが増えているそうです。
機械張りのものでも一見良くみえるものもありますが、
よく見ると、何か大切なものが抜け落ちています。
きっと張り子というものは、
人の手で一枚一枚紙を重ねていくことで
「美」のようなものが宿っていくのです。
効率を良くすることは大事なことですが、
それによってとても大切なものが抜け落ちてしまうこともあるのです。
そんなことを考えていると、
工房に漂うニカワの匂いが恋しくなり、
いつか根岸さんの工房に行くことを決めたのでした。