仙台 本郷だるまの雀の張り子

仙台 本郷だるまの雀の張り子

仙台、本郷だるまの雀の張り子です。
先日鳴子に行った際に、
帰り道仙台の工房にお伺いし求めたものです。
その日の夕方頃まで近くの小学校で、
だるまの絵付けの講習会をされてきたようで、
その時の子供達が工房の前に遊びにきて、
自分の作っただるまを見せてくれました。
なんて素敵なんでしょう。
そんなだるまもとても良いものなのですが、
今回の狙いはこの雀の張り子です
(だるまも買いましたが)。

店先などに雀が入ってくると、
縁起がいいということで江戸末期に作られ始めた雀張り子は、
なんとも言えないピンクの体に、
和紙を紙縒りにして作られた立派なくちばしと
大きな尾をしています。
女将さんいわく「どうだ!!」と少し威張って見えるくらいの雀が、
良い出来なようです。
確かにこの雀は何か誇らしげに見えます。
本郷だるまの張り子の特徴は、
ゴテゴテとして派手なところ。
派手好きだった伊達政宗公に合わせて考えられたもので、
ここで戦前に作られただるまの眼には、
ガラス玉が使われていたようです。
その見本もありましたが、
なんともインパクトの強い顔をしていました。
時代の流れとともにガラスが他のものに代わり、
今、眼の部分には艶の出る染料を用いていて、
ガラスの痕跡が見て取ることができます。
それもまた素晴らしいものです。

ここでは
こけしのルーツのひとつとも言われている「おぼこ」も作られていたり、
他にも魅力的な張り子がたくさんあります。
それらを少しずつ集めていくことを想像すると、
やっぱり郷土玩具は楽しいなあと心の底から感じ、
今すぐに旅に出たいと思うのでした。