第59回全国こけし祭りへ

第59回全国こけし祭りへ

いよいよ9月6日から鳴子温泉での
第59回全国こけし祭りが始まります。
僕は今回で5回目の参加になるのですが、
もうそんなに行ってるのかと
少し感慨深い気持ちになっています。
今年の招待工人は
遠刈田の佐藤康広さん、津軽の阿保正文さん、長谷川優司さん、
山形の梅木直美さん、弥治郎の新山真由美さん、気地山の阿部木の実さんです。
皆さんこけし界の中では若手と呼ばれる方々ですので、
瑞々しいこけしが並んだ活気に溢れた祭りになるでしょう。
いつもは静かな鳴子温泉も、
この時期は少しにぎやかになります。
祭り特有の空気も素敵なものです。

写真は自分のこけし棚の鳴子系の部分ですが、
この棚を見ていると、
これらのこけしを持ち帰った時の気分が思い出され、
心がほぐれていくのを感じます。
どのこけしにもそれぞれ思い入れがあり、
同じものはひとつとしてありません。
そしてこの中からひとつ取り出して、
手の中で少し転がしてみると、
木肌が柔らかく優しく、
とっても温かい気持ちになります。
深沢要さんの歌に

手にとれば ほのぼのとせし 温かさ
わが身に感ず 手筒なこけし

というものがあるのですが、
まさにそんな気分です。
こけしはただの「物」ではなく、
その時の自分の気持ちや、その場所の空気、
工人の優しい真っ直ぐな想いも吸い込んでいるのです。
そんな空気がこけしを柔らかく優しくしているようにも思うのです。
今回の祭りで持ち帰ってくる鳴子の空気は
どんなものだろうと想像し、
ワクワクした気持ちでいます。

では、いってきます。