森谷和男さんのこけしの魅力

森谷和男さんのこけしの魅力

今日も森谷和男さんのこけしを。
昭和50年代に作られたものです。

森谷さんのこけしを自分が気にし始めたのは
今年の6月。
即売会で求めたこのこけしがきっかけでした。
戦前の古品が並ぶ中、
ひっそりと立っていたこのこけしを見て、
思わず「ああ、いいなあ」と声が漏れました。
良いものを作ろうとか、
目立ってやろうとか、
オリジナリティーとはなんだとか、
そんなことは何も考えず、
師匠のこけしを引き継いで真面目に作られたこけし。
何も変わったところのない普通のこけし。
そんな風に見えました。
それが森谷さんのこけしの大きな魅力です。
僕はそんなこけしが好きでです。
どれだけ見ていても飽きないものです。

それにしてもこのこけしの肩は丸い。
基本的に戦後の高勘系のこけしの肩は丸いのですが、
それにも増して丸い。
流れてきて丸くなった川原の小石のようです。
手に取るとこの丸みが優しく、
温かな気持ちになるのです。