深大寺だるま市

深大寺だるま市

毎年3月3、4日に開催されている
深大寺だるま市に行ってきました。
夕方に行ったこともあり、
賑わいも落ち着いていて、
ゆっくりと境内を見て回れましたが、
数はだいぶ減っていました。
やっぱり朝早くにこないといけません。

ここ深大寺のだるま市には、
多摩張子のお店がいくつか出店しています。
もともと多摩張子は
江戸末期頃から達磨だけ作っていたようですが、
昭和の初めに郷土玩具蒐集家達の趣味に合わせて、
招き猫と組み合わせたものなどが作られるようになりました。
その中でも僕は根岸さんのものが好きで、
見かけるとつい手が出てしまいます。
根岸さんの張子は甘さがなく土臭い。
洗練されていません。
洗練されることが全てではないということを教えてくれます。
今回連れて帰ってきたのは、
写真の2つ。
達磨抱き招き猫と黒い招き猫。
こちらも例に漏れず、情味たっぷりで土臭い。
たまりません。

根岸さんが作る張子には、
埼玉の久保昌太郎さんの手透き和紙が使われています。
昔は山梨のものを使っていたそうですが、
もう和紙を作らなくなってしまったので、
久保さんの和紙を使うようになったとおっしゃっていました。
張子を作る為には当然和紙が必要であり、
その和紙を作る人もどんどん減ってきています。
久保さんもお一人でやられています。
根岸さんは
「和紙がなくなっちゃったら作れなくなっちゃうからなあ、
お兄さん詳しそうだから紙漉いてくれよ。」
と笑いながら言っていました。
久保さんの和紙は根岸さんに限らず、
たくさんの張子づくりに使われています。
もし途絶えてしまったら、、、なんてことを思うと、
根岸さんの言っていたことも、
あながち冗談でもないような気がしてきます。
切実な問題です。