キョウドガング つなぐもの つたえるかたち

キョウドガング つなぐもの つたえるかたち

明日3月28日より3日間、
西荻イトチさんにて開催される
「キョウドガング つなぐもの つたえるかたち」に
参加します。
タイトルの通り郷土玩具のイベントです。
僕はライフワークとして描いてる郷土玩具の絵の展示と、
このイベントにあわせて作った郷土玩具の絵をまとめた冊子、
絵はがきの販売をします。
案内状のデザインもしました。
そして29日には
独自の視点で民芸品を作ってらっしゃるΩ社さん、
これまた独自の視点で
古き懐かしいものを新しく新鮮な商品に昇華していらっしゃる夜長堂さん、
それと僕を交えた3人のトークイベントも開催されます。
会期中には案内状に描きました、
長崎張子の鯨の潮吹きの職人、
張子作家の前田ビバリーさんの張子絵付けワークショップもあります。
会場には郷土玩具のコレクションの展示、
Ω社さん、夜長堂さんの商品、
イトチさんが厳選して取り寄せた様々な郷土玩具が並びます。
今日ちらりと見させていただきましたが、
活き活きとした素晴らしいものばかりで、
自分も気になる物がたくさんありました。

ここのところ郷土玩具の世界でよく聞く言葉は「廃絶」。
後継者がいない為にたくさんの郷土玩具が
次々と消えていっています。
その事実を知る度に、
暗く悲しい気持ちになります。
どうにかならないのだろうかと。
ただこれまでも
太平洋戦争による物資の不足、焼失などで
廃絶の危機になった時も耐えました。
プラスチックやブリキなどの欧米の玩具が日本に流れ込み、
日本の玩具は子供達に見向きもされなくなっても、
大人が救い出し、なんとか生き延びました。
観光ブームが起こり、
風土(のようなもの)や郷土(のようなもの)を売ることに必死になり、
安易にその土地を感じさせる郷土玩具がもてはやされ、
本質的な意味での郷土玩具には誰も目を向けなくなってしまっても、
せっせせっせと昔ながらのやり方で作られ続けてきました。
そして今も作り続けている人達が全国にいます。
郷土玩具はそんな簡単に廃絶しません。
風土や郷土はそんな脆いものではありません。
強く、しなやかなものです。
今回のイベントで、
そんなことを証明することができたら良いなあと
ぼんやりと思っています。
そしてたった一人でも後を継ぐ人が出てきてくれたなら
言うことはありません。
どうぞよろしくお願いいたします。

画像は
長崎張子の鯨の潮吹きの絵。

キョウドガング つなぐもの つたえるかたち