ご来場ありがとうございました

ご来場ありがとうございました

西荻イトチさんでの
「キョウドガング つなぐもの つたえるかたち」に
ご来場いただきありがとうございました。
トークイベントではいろいろな方向に話が飛び、
1時間では足りないくらいでした。
郷土玩具は性(生)と死と愛だという話でまとまりましたが、
それが魅力の大きな割合を占めているんだなあということを改めて感じました。
郷土玩具の持つ可愛さや愛らしさの奥には、
人間のぐちゃぐちゃとした情念のようなものが潜んでいるような気がしています。
それすらもひっくるめて良いなあと感じることができる、
そんな郷土玩具の魅力に気付いていただけたとしたら、
とても嬉しいです。
写真の前田真央さん復元による長崎張子鯨の潮吹きのように、
力強く情念に溢れた玩具が、
これからも日本のどこかで作られ続けていけるよう、
微力ながらも自分にできることをやっていこうと思います。

会場で、自分の郷土玩具の絵をまとめた小冊子を販売していたのですが、
その中のあとがきに書いたことを、
こちらにも記しておきたいと思います。

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古くから日本各地で作られ、
親しまれてきた郷土玩具。
この玩具達のもつ大らかな色と形からは、
その作られた土地の風土が色濃く滲み、
無防備なまでの健康的な美しさが宿っています。
温かくて素朴で優しく、時に暴力的で醜くもあります。
それはなんだか人間そのもののような気がするのです。

この文章を書いている今も、
日本中でこんなに愛らしい玩具を作っている人達がいる。
そんなことを想像すると、
胸が高鳴り、旅に出たくなります。
そして廃絶してしまった玩具達を想うと、
じんわりと寂しさがこみ上げてくるのです。
どうかこれ以上なくなりませんように。

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