からだ♡あいうえお

からだ♡あいうえお

大学生の頃、
中川ひろたかさん作、長新太さん絵の「ないた」という絵本を読みました。
日常から戦場までの様々な泣いている場面が中川さんの言葉で語られ、
その言葉を長さんの瑞々しく自由な絵で彩っていく絵本です。
この絵本の最後に出てくる主人公の男の子の問いは、
当時23歳だった自分に強烈に突き刺ささりました。

「ぼくもおとなになったら なかなくなるんだろうか」

深く心に染み込み、読後にもその余韻を残す「ないた」は
自分の中で特別な絵本になり、
いつかこんな仕事ができたらいいなあと思うようになったのでした。

そんな絵本の著者である中川ひろたかさんとの絵本が出ました。
「からだあいうえお」。
小児科医の吉澤穣治先生の原案を中川さんが噛み砕いて言葉にし、
その言葉を僕がさらに噛み砕き、絵にしました。
病気や身体、病院にかかわる50音がテンポ良く展開していきます。
小さな子どもが病院を嫌いにならないように、
必要以上に治療に怯えないようにという願いを込めた絵本です。
自分の親としての気持ちも含まれています。
「ないた」のように感情的な絵本ではないですが、
楽しく暖かいものになりました。
子どもたちの気持ちが少しでも楽になりますように。
ぜひご覧ください。

※小さな子どものいる家では
カバーは剥がして捨ててしまうことが多くもったいないので、
壁に張って使えるように、
カバー裏には「あいうえお表」を刷ってもらいました。
ぜひご活用ください。

「からだ♡あいうえお」